Fukamiの技術

装置・製品で“現場の困った”を解決する。

深見製作所が製作するのは、ただの装置ではありません。
「人手が足りない」「品質にばらつきがある」「工程が非効率」――
そんな現場のリアルな課題をヒアリングし、設計から制御まで一貫対応で形にしてきました。
このページでは、実際にどんな課題をどうやって解決したのかを、製品別にご紹介します。

装置・専用機

設計から製作、メンテナンスまで完全一貫対応。お客様工場の生産性向上を支えます。

深見製作所の自動化設備・省力化装置は、深見製作所社内で最初から最後まで一貫して製作されます。各種部品の加工・組立はもちろん、制御盤やソフトウェアまで社内で製作。この一貫製造体制により、お客様の生産現場に応じたカスタマイズが可能となっています。

またお客様の生産性を向上させるために、装置・ラインに関わる各種のVE提案を年間1000件以上実施しており、単なる装置メーカーに留まらない、独自の価値を提供し続けています。

画像検査装置

カメラで撮った画像データを処理してワークの欠陥などを自動検査する装置です。今まで人間が視覚的に行っていた検査を画像処理技術によって自動化することができます。加工や組立て工程の後に目視検査を行っている既設ラインなどに、画像検査装置を後から追加して自動化することも可能です。また検査工程の工程短縮を行うことで省スペース化にも貢献します。

実績例)欠陥検査、欠品検査、寸法検査、位置検査、誤組検査、傷検査、異物検査、文字検査

リーク検査装置

圧力センサーを使って容器などのリーク(液漏れ、空気漏れ)が無いか検査する装置です。高精度な圧力センサーでわずかな圧力変化を検知して目に見えない欠陥を自動的に検査できます。

実績ワーク)インクボトル、薬剤容器、自動車ランプ

動作検査装置

アセンブリされたワークが規定された性能を満たしているか実際に動かして検査する装置です。ロードセルやトルクセンサーで力を測定したり、動作スピードや動作量、位置センサーによる誤差検知などワークの機能によってあらゆる検査を自動で行います。複数の動作検査、たとえばトルク検査と動作検査を同時に実施するなど、多機能を持たせた装置が多いことが特徴です。サイクルタイム改善、省スペース化、高信頼性に貢献します。

欠品検査装置

コンタクトプローブや近接センサなどを使ってアセンブリしたワークに欠品が無いか自動検査する装置です。
センサーのセット方法を工夫することで部品の誤組や形状不良を検査することも可能です。ワークの特徴に合わせて画像検査等と比較して最適なものを選ぶことが重要です。

カシメ装置

プレスを使ってリベットなどをカシメてアセンブリする装置です。多点カシメの場合は複数のリベッティングユニットを用いて同時処理することでサイクルタイムを改善するなど、ワークに応じた最適設計を行います。
正しい部品がセットされているかを判別する欠品検査機能やカシメ寸法が規定寸法かどうか検査する機能を追加することも可能です。

溶着装置

レーザーを使って樹脂部品を溶着してアセンブリする装置です。オペレーターの安全に配慮してレーザーを遮光した作業エリアにワークを搬送する作りになっています。

ネジ締め装置

ナットランナーなどを使ってボルトやナットを締めアセンブリする装置です。パーツフィーダーを使ってボルトを自動供給したり、ロボットを使って多種類のワークを一つの装置で作業することも可能です。
1台の装置であっても治具を変更することで多品種のワークに対応可能です。

シート貼付、剥離装置

回転機構や吸着機構、押付け機構などを使ってシート状のワークの貼付けや剥離を行なう装置です。
供給が進むごとにロール紙状のワーク外径が変化しても一定速度で供給ができるように受取り側との同期制御をする作りになっています。

切断装置

プレスや超音波カッターを使って部品を切断する装置です。
切断加工の成否を各種センサーで判定してNG品を分別することも可能です。カッター等による直線の切断のほか、超音波カッター等による曲面カット、パンチ等による抜き加工など、多彩な加工が可能です。

切削加工装置

形状が決まった特定のワークにドリルやエンドミルを使って穴加工をする装置です。下穴を開けた後にネジ加工、リーマ加工といった加工を追加することも可能です。
穴加工の後工程検査や洗浄工程を追加することも可能です。

FPD・有機EL製造装置

深見製作所ではFPD関連製品の製造装置、ライン組立において数多くの実績を保有しています。パネルの切断工程や各種搬送、貼り合わせ、検査等数多くの工程装置のご相談が可能です。ラインまるまる一本の組立が可能な、クリーンな組立工場を保有しており、品質には安心してご依頼いただくことができます。また近年需要が拡大している有機EL等の製造装置、自動化設備についても積極的に取り組んでいきます。

治具製作

多品種少量生産をサポート。生産ライン用治具の設計製作を行います。

深見製作所では、生産ライン用の検査治具や組付治具、溶接治具等を設計製作から実施しています。専用装置の設計製作を行っているからこその実績、提案を数多く保有しており、治具のみを専業で行っている会社とは違った視点から、多品種少量生産、サイクルタイム短縮、省スペース化などお客様の生産現場の最適化、生産性向上を実現します。

検査治具
検査治具は、お客様にて生産された製品の精度検査を行う治具になります。製品を位置決めし、製作品ゲージ、市販品の電子測定機などを使用し、5/1000レベルでの検査が可能な検査治具を製作します。

組付治具・受け治具とは、用途は様々ですが製品を位置決め、固定する為の治具です。治具上で手作業を行う為に使用、もしくは専用機、装置の中に組み込まれて使用します。対象製品により3次元形状の製品受けも製作します。

当社では、各種のカシメ工法に対応した治具を製作します。数十トンというプレス機に組み込んで使用する為、設備のスペックに合わせた材質選定、構造にします。カシメ後の製品払い出し機構も治具内に織り込みます。

当社では、アーク溶接、スポット溶接、レーザー溶接等、各種溶接方法に合わせた専用治具を製作します。製品への溶接スパッタの付着防止のカバーは、社内に板金加工工程がある為、微細な調整が可能です。

当社では圧入治具という、製品と製品を圧入する為の治具を製作します。装置に組み込まれて使用されることもありますが、治具のみで完結させる場合は、必要とされる圧入力に基づき、シリンダー等の選定、製品を破損させない為の材質選定をします。

当社が設計・製作する加工(位置決め)治具は、装置、専用機に組み込まれて使用する場合が多いですが、穴あけ等の加工を行う場合は製品に力が加わる為、それに適した製品の受け方、製品がズレないクランプ方法を選択した治具を製作します。

欠品検査治具とは、生産された製品に工程飛ばし等で未組付の部品が無いか、間違った部品が組付けられていないか等をチェックする治具です。各種センサーを使用して検査を行うことでヒューマンエラーを防止します。

貴社の“こうしたい”は、
装置や治具で実現できるかもしれません。

自動化装置を
取り入れたい

人手不足を解消したい

コストを抑えたい

製造現場のお悩みに寄り添いながら、
オーダーメイドの治具・装置づくりで解決をご提案します。

まずはお気軽にご相談ください。
“実現できるかどうか”の段階から、
一緒に考えます。

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